2015年度、公募開始!

2015年度の板橋ビューネでは、「Public/Hazard」というテーマで作品を上演いただける劇団・個人を募集しております。詳細は以下より資料をダウンロードください。


【募集締切】2015年3月末日

【宛先】〒173-0013東京都板橋区氷川町46-4 B1F サブテレニアン 「板橋ビューネ」宛


皆様からのご応募お待ちしております。


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板橋ビューネ2015募集要項
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【板橋ビューネ2015 募集内容と方法】

Public/Hazard

公共と緊急事態


 今年の板橋ビューネのテーマは「Public/Hazard」(公共と緊急事態)です。

 演劇は、ギリシア古典劇や能のように神事、つまり公共的な場での祈祷から始まりました。死者たちの鎮魂、戦争時における人間の暴走、国策の審議、被差別階級の抑圧された感情などが、神々の名を借りて討議される場所が劇場(テアトロン)でした。

 ギリシア悲劇はアテナイ都市国家の衰退と共に生まれたと言われます。かつて華やかだった時代へのノスタルジーが、国家がどうあるべきかという問題に対する市民の興味と関心を高めたに違いありません。だから、ソークラテース、エウリーピデースやアリスファネースなどの知性がこの時期に花開いたのではないでしょうか。国家に対する憂いと希望。栄光の黄昏こそが人類史に燦然と輝く知性を生み出したのだと言えます。

 ギリシア古典劇などが今現在も好んで上演される背景には、現代社会、日本の経済的政治的な状況が、その時代と似通っているからかも知れません。

 しかし一方で、政治が新しい制度や国体を作り出そうとする時、社会制度やモラル、慣習などは旧来のものと新しいものとの間で乱れます。新しい力は旧来の制度を破壊し、次なる秩序を作り出そうとします。この時、市民の生活基盤、制度やモラルもまた乱れます。破壊と創造の渦中の混沌期には様々な価値観が現れ、何が正しくて何が間違っているのかという基準さえも不明瞭になります。結果として、これまで公共の場で行われていた芸術は秩序を失い、これまで「はしたない」とか「やりすぎである」などという節度を越えた表現が許容されるようになります。政治的な理由で表現不可能だったものが表現可能になり、かつて演劇を見ることができなかった階級が公共の場に入っていくことができるようになります。例えば、18世紀のフランス演劇がそうであるように、またロシア・アヴァンギャルドがそうであるように、新しい時代の幕開けを準備するために新しい観客のための演劇が生まれます。

 そう考えると、今現在私たちが現在置かれている状況は、古代ギリシア時代のような栄光の黄昏ではなく、ローマ帝国のように混沌とし、秩序を見失った国家の黎明の方が近いように思います。そこで今年の板橋ビューネでは、ローマ演劇やバロック演劇、歌舞伎のような新しい秩序の黎明期に生まれた戯曲を扱うことに致しました。「Public/Hazard」(公共と緊急事態)という今年のテーマは、取り上げる戯曲の時代と現代に共通するキーワードとしてピックアップしたものです。

 皆さんのご応募お待ちしております。


【戯曲・テキスト】

「緊急事態」「災害」「カタストロフィ」を扱った戯曲・テキスト。


例)

セネカ『テュエステース』『狂えるヘラクレス』

『平家物語』に関する謡曲(『敦盛』『熊野』など)

ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』『タイタス・アンドロニカス』『ジュリアス・シーザー』

クリストファー・マーロウ『フォースタス博士』『マルタ島のユダヤ人』、『パリの虐殺』

スペインバロック演劇(ロペ・デ・ベガ、ペドロ・カルデロン・デ・ラ・バルカ、ティルソ・デ・モリーナ)

アレクサンドル・アルディ『セダーズ、または汚された歓待』

クライスト『ペンテレジーア』

近松門左衛門『国姓爺合戦』

鶴屋南北『四谷怪談』

ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ『ダマスカスへ』

ジャン=ポール・サルトル『出口なし』

ウジェーヌ・イオネスコ『犀』

サミュエル・ベケット『勝負の終わり』

ベルトルト・ブレヒト『アンティゴネ』

三島由紀夫『わが友ヒットラー』

安部公房『GUIDE BOOKシリーズ』

秋元松代『常陸坊海尊』


 その他、同テーマを扱った戯曲であれば、どのようなものでも構いません。

 また、扱うテキストは戯曲でなくても構いません。その際は、申請用紙に具体的な参照・出典を明記ください。


具体例)

神話(例:新約聖書『ヨハネの黙示録』)

震災に関する新聞記事・本

エッセイ・日記など(例:ルソー『孤独な散歩者の夢想』)

論文・学術書(例:ジャン・ボードリヤール『象徴交換と死』)

史実に基づく創作物など(『平家物語』)

 面接時に上演可能かどうか判断し、相談させていただきます。

※著作権の利用許可は各自で取得してください(翻訳者への著作権含む)。著作権の許可を受けていない団体は上演することが出来ません。


【応募から決定まで】

①応募準備

・応募用紙にご記入ください。

・過去公演のチラシ、上演DVDなどがあれば、ご用意ください。

②応募(締切:3月末日消印有効)

・資料を郵送にてご応募ください。(メールにての申請は受け付けません)

③面接(4月上旬。全員行います)

・面接日時場所を決定した上で、面接を行います。

④決定(4月中旬頃)

・参加の可否を決定した旨、ご連絡いたします。連絡は全員にお送りいたします。